しらさきクリニック心臓カテーテル室実績
冠動脈CT
当院では、狭心症、心筋梗塞の検査として積極的に冠動脈CTを実施しております。最新鋭TOSHIBA社製80列MDCT Aquilion Primeを用いることにより、0.5㎜スライスx80列を実現し、緻密な形態情報を描出します。低侵襲なCT検査により、狭心症・心筋梗塞などの検査が可能となるだけでなく、冠動脈内部の動脈硬化の性状まで検出可能であります。疑わしい患者さんの病気の発見の遅れがないよう、当日の実施、結果説明も可能としております。
左前下行枝
カテーテル 治療前 |
ステント 治療後 |
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VR画像 | ||
MIP画像 | ||
CPR画像 | ||
心臓カテーテル検査
緊急カテーテル検査・治療も24時間・365日の完全対応を実現しております。当院でのカテーテル検査では、直径1.15~1.40㎜の細いカテーテルを使用し、低侵襲に努めており、また最新鋭の東芝社製 Infinix Celeve-i INFX-8000V Biplane装置を使用し、双方向同時撮影により、造影剤使用量の低減に努めております。
通常のカテーテル検査では日帰り、または1泊2日で退院することが可能です。
また、一般心臓カテーテル検査においては、10~15分ほどの短時間で検査終了が可能となっております。透析の患者さんを除いて、利き手でない手首からカテーテルを実施しており、カテーテル終了直後より歩行可能であり、入院生活のさまたげになりません。
また腎機能に障害がある患者さんにおいては、当院の双方向血管造影システムを使用し、10~15ml前後の造影剤の使用で心臓血管造影が可能であり、腎臓機能低下の予防に努めております。
心臓カテーテル治療
カテーテル治療においても、手首から実施しており、患者さんの状態により、日帰り、1泊2日、腎機能の低下がある方は2泊3日の入院期間を基本に治療しております。余分な入院期間を減らし、患者さんの生活の妨げにならないよう治療しています。また最新のステント・バルーンを使用し、高度な技術・豊富な経験によりなるべくバイパス手術に頼らない治療方針をとっております。カテーテル治療は、心臓外科手術と同様に、ドクターにより特に差がでるところであり、豊富な知識、経験による予測、創造が重要です。ガイドカテーテル、ガイドワイヤー、バルーンまたはステントそれぞれの血管内での動き、物理的、力学的な作用を、画面からの映像という情報を通して、術者の目や、指から得られる感覚を理解し、予測しそれぞれの道具が最大限に効率的に、無駄な手数が減るよう、最小限度の操作を行うことが、シンプル、セーフティ、スピーディに成功を得ることにつながります。カテーテル治療はできない、バイパスしかないと言われた方も当院ではカテーテル手術が可能なことがあります。他院でステントをいれられた方もお気軽にご相談ください。
左前下行枝
カテーテル 治療前 |
ステント 留置 |
ステント 治療後 |
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四肢の血管形成術・血栓除去術
手足の血管の狭窄、腎臓血管についても、カテーテルによる治療を実施しています。歩いていると、ふくらはぎや足がだるくなる、しびれる。手足がつめたい。腕を使っているとだるくなる。血圧を測ると右と左で異なる、高血圧でたくさん薬を飲んでいるが、なかなか下がらないなどのような症状がある方は、ご相談ください。
左総腸骨動脈閉塞
カテーテル 治療前CT像 |
治療前 | 治療後 |
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右浅大腿動脈閉塞
カテーテル 治療前 |
バルーン による拡張 |
治療後 |
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ルーリッシュ症候群(腎動脈下大動脈から両側総腸骨動脈までの血管閉塞)
治療前 | ステント留置後の バルーン による拡張 |
治療後 | 治療後CT |
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経皮的シャント拡張術・血栓除去術
透析の患者さんのなかには、シャントやその前後の動脈や静脈に狭窄や血栓が生じ、シャント発達不全やシャント閉塞を起こします。シャントを作ったが発達しない、シャントの血流が少なくなってきた、シャントが閉塞したなど、シャント血流不足でお困りの方は、ご相談ください。
動脈造影 | 静脈造影 | バルーン による拡張 |
拡張後 |
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不整脈に対する最新のアブレーション治療
心臓カテーテルアブレーション
当院では頻拍発作(WPW症候群(房室回帰性頻拍)・房室結節回帰性頻拍・発作性心房粗動など)に対する、電気生理学的検査やアブレーション治療をおこなっております。
アブレーション治療とは、心臓内の挿入したカテーテルからの高周波通電により、心臓の筋肉に45-50℃の“やけど”を作り、頻拍発作の原因となる電気回路の消滅をねらう治療であり、頻脈発作の不整脈を根治する最先端の治療法です。当院は約66万3000人を有する利根保健医療圏ではアブレーションを実施している唯一の施設であります。1泊2日または2泊3日の短期間の入院にて治療可能となっております。
ペースメーカー治療
ペースメーカーが必要になる不整脈のおもな病気は徐脈を来す状態で、1分間の脈拍数が30代になったり、長い間(5秒前後以上)心臓が止まったりすると、運動能力が落ちて息切れが起こったり、脳に必要な血液量を送れなくなり、頭がボーっとしたり、意識を失うことまであります。当院では、低侵襲に心がけ、新規植込みであれば、翌日から歩行可能となるような植込み方法で実施しています。ペースメーカー植込み後は状態にもよりますが、約1週間で退院可能となります。